雑記帳。

人に言うほどじゃない思い付きを出来るだけ記録するトコロ。つまりぼくの追加記憶容量の一つ。

トヨタもサブスク。狙いは3年乗り換え需要か。

headlines.yahoo.co.jpトヨタが流行りのサブスクリプションに乗り出した。

KINTO ONE」は月々約5万でプリウス乗り放題。「KINTO SELECT」は月々約20万でレクサス乗り放題である。つまり、それぞれ年間60万、240万である。

プリウスは新車が約250万、レクサスは約500~600万である。とまり、プリウスであれば4年、レクサスであれば2年で減価償却と考える。(実際には車検や税金、保険、消耗品の交換など諸費用がかかるので、それぞれ+半年といったところか)

商用車の減価償却年数は、普通乗用車の場合には6年と言われている。ぼくなんぞ、10年落ちの中古で買ったHONDAを8年間乗った。(まだまだ余裕で走れたが、ほぼ乗らないという理由で廃車になった)その間かかった費用は、取得費合わせおよそ250万(駐車場、ガソリンなど除く)ほどかと思う。

今回36ヶ月契約となるプリウスの場合は、年間の維持費が約15万ほどとして、8年間で120万。新車価格が250万なので、トータル370万。その時点で手放そうとした場合、低く見積もっても40万くらいの下取りにはなるはずだ。

ただし、36ヶ月で契約を辞める場合、180万円の「KINTO ONE」費用に対して、45万円の維持費と新車価格250万で295万円なので、115万円以上で下取りして貰えないと「KINTO ONE」のほうが優勢である。色々なリスクを考えると、この需要に対してはアリかも知れない。

3年で乗り換える人は結構いる。そういう人は大抵特定の販売員が抱えていて、3年経つと新たな車を勧められ、乗っていた車はいい下取りをして貰えるという仕組みだ。

「KINTO ONE」はディーラーが住友三井オートサービスに販売する仕組みになる模様だ。顧客との間に一枚介入が増える。これは販売店にとっては恐らく当面はプラスに働くだろう。販売員個人に紐付いていた顧客を販売店に紐付ける事が出来る。

車離れが加速する世の中で、カーシェアリングなどと並び新たな需要喚起に繋がれば良いと思うが、このサブスクで大幅な需要増には繋がらないだろう。

車でしか出来ないこと。を突き詰める必要があるのではないだろうか。

感覚は麻痺するのか

久しぶりにこんな時間まで仕事をして、電車に乗る時にふと、昔はこの時間帯の電車ばっかり乗っていた事に気付いた。

仕事を誰かに投げつけるのが上手くなってきたのか、最近は外で誰かと適当に会ってたわいもない話をしたり、カフェなどで休憩ばかりしていて19時過ぎ頃には帰り支度を始める事が多い。

無駄話のなかでたまに仕事を貰う。あとは丸投げ。だいたい放置しとけばオートで終わるが、期日をだいぶ過ぎてクライアントが激怒するかしないかのタイミングで戻って来ないやつだけ突然猛プッシュ。それだけ。

当初は世間の役に立ってなさそうな、こんな自分の存在価値の希薄さに焦りを覚えて読書や情報収集に必死になったが、人と同じ事をしていては代替可能な存在にしかなれないという屁理屈で読書習慣はだいぶ薄れ、最近はアートの見方とか、歴史の紐解き方とか、およそ実生活には役立たなそうなものばかり読んでいる。そう言えば、最近焦りは感じていない。麻痺してしまったのか。

 

思えば色々な事が痺れている。

賢く見られたい、お洒落だと思われたい、もてたい、かっこいいと思われたい、細いのに凄い食べるねと言われたい、足が速くなりたい、みんなが思いもつかないような発想が簡単に出せるようになりたい、など。

昔はこういう欲望が渦巻いていて、ぼくを取り囲んでいた。スーパーサイヤ人の周りのひゅんひゅんみたいな感じだったと思う。

あれは強さへの欲望なのだろう。

 

圧迫で起きる体の痺れは、たいてい時間とともに回復する。

おらの欲望の痺れも回復するのだろうか。

 

 

 

今回こそペイペイしてみようかと思う

www.sankei.com

お恥ずかしい話だが、第一弾のPAYPAY騒動の時はキャンペーンが急遽終了したところで知るという、社会人としてあるまじき情報の遅さで波に乗ることが出来なかったわけだが、「第二弾あるらしいぞ」という都市伝説的な噂を聞いてから、今か今かとずっと待っていた。

特に欲しいものがあるわけでもないので、日常使いで20%還元して貰うつもり。

 

それにしても、今回も100億。

この原資は全てペイペイ側で用意しているようで、前回の騒動でペイペイ導入店の集客力を見せつけられている店舗は導入したがるだろう。また、ぼくのように前回乗り遅れたユーザーも獲得出来るだろう。

こういったインフラ系プラットフォームは、いかに利便性を高めて囲い込むかが鍵である。利便性とは、利用可能店舗の数であったり、決済の簡易さであったり、入金のしやすさやアプリの使いやすさなどでもある。

決済のしやすさでいうとsuicaedywaonなどfelicaの決済媒体には遠く及ばない。

しかし、中華スマホのシェアが増えてくる中、felicaに頼るのは危険。QRコード決済のほうが導入のコストも少ない。特に付属機器をつけなくても、スマホ一つで決済も出来る。こちらのほうが普及しやすいだろう。

それにしても、今回も100億。。。

電子決済としては後発だが、これだけ資本を投入してくると一気にシェアを奪うだろう。今後はクーポンや広告、口コミあたりはきっと決済アプリに紐づくだろう。電子決済はお財布なので、これを握ればいくらでも取り返せるという算段か。

このあとの後発は相当気合を入れて臨むか、ニッチなシェアを取るかになるだろうか。

ニッチなシェアだと個人間取引とかかなぁ。

 

 

観光地がアップデートすべきは人の魅力

世界遺産「姫路城」で日の出ツアー 1日限定20人、宿泊者増狙い(毎日新聞) - Yahoo!ニュース

 

一昨年くらいまでオリンピックに向けて宿泊施設の不足が訴えられていたが、ここ最近は民泊などを合わせると既に過剰供給ではないかと言われている。

都市部に住んでいるといたるところに宿泊施設があるのであまり感じないが、宿泊施設は立地が非常に重要である。

その重要は、工事関係や学会関係など様々な需要ではあるが、観光に特化して言うと、ざっくり大きく分ければ「色々あるところ」か「何もないところ」になる。

色々あるところ、都市部や京都、金沢、仙台などのメジャー観光地である。観光の拠点として宿泊するため、宿泊特化型やビジネスサイズのホテルが多い。

何もないところ、アイランドテラスニーラや、ベラビスタ境ガ浜あたりだろうか。

いわゆる隠れ家的高級リゾートであり、芸能人がお忍びで遊びに行く事で箔がつく。

 

さて、姫路城はどちらかというと「色々あるところ」に寄るだろう。宿泊施設は駅周辺のシティ~ビジネスホテルである。このクラスのホテルは飲食が弱い。早朝の観光の為に宿泊すると、夜は近隣の飲食店に流れるので、この充実具合も大事だろう。

また、いかに姫路城といえど、城だけでは宿泊させるためのコンテンツとしては心もとない、近隣の観光スポットを地域で後押しし、姫路ブランドを創る必要があるだろう。

何気に結構キワモノが多い姫路周辺

姫路観光は姫路城だけじゃない!専門家が選ぶ名所スポット10選 | LINEトラベルjp 旅行ガイド

ただ、一日限定20名では、宿泊への寄与はほぼゼロに等しい。

これを機に、宿泊客増加への意識を高め、宿泊させるための仕掛け作り、施設の充実を図っていくことが大事だろう。

 

各地に、宿泊と日帰りの集客数に乖離があるところはある。

ぼくの地元であった鎌倉もそうである。

最近は鎌倉にもゲストハウスなど宿泊施設も増えてきたし、遅くまで空いている飲食店やバーなども増えてきた。これに対して元々の住人からの反対などはあるが、魅力をアップデートし続けられない観光地はいずれ廃れる。

逆に魅力をアップデート出来れば、廃れた観光地でも復活出来る。これは熱海が証明してくれた。

観光地の魅力は、街がつくるものである。街は人がつくる。

結局、観光地の魅力は人の魅力なのである。

 

 

営業もシェアする時代

techable.jphttps://techable.jp/archives/91419

シェアリングエコノミーの名の下に、多くのプラットフォームが出来ている。

人材もしかりで色々なプラットフォームがあるが、このリンクにも記載のとおり、エンジニア系のシェアリングはかなり進んでいる印象があるが、元々海外や地方のエンジニアに仕事を投げる習慣のあった業界なので違和感なく導入出来たのだと思う。

営業に関して言えば、よくわからない商品を売れるものかという不安が付きまとうためか、自社の営業が売るか、営業専門会社の人間が売るかの2択がほとんどだろう。

しかし、単発のバイトで商品を売る人は沢山いるし、必ずしも知識が必要な商品ばかりではない。場合によっては営業よりもお客さんのほうが詳しく、説明なんてそもそも必要なかったりする。そういう意味では、人当たりがよく顔が広いというだけで、ある程度の数を捌ける可能性もある。

営業は数字で評価出来るぶん成果が見えやすい職業だと思う。

そういう仕事は報酬を決めやすいためシェアに向いている。

また営業でもそうでなくても、自分の勤める会社以外の商品を扱ってみることは新たな発見にも繋がるだろうし、本業にフィードバックできる事も多いだろう。

そもそも、営業なんて半分くらいサボってる人ばかりである。

多少副業に時間を使ったところで、本業への影響なんて皆無だろう。

「燃やしてしまえ」で思うこと

ぼくの昔の上司も冗談混じりにこういう事を平気で言う人だった。(冗談だけでなく、本気で怒った時にも言ってたと思う。)この発言は許せないというのが大多数の意見だと思うが、そうは言いながら、自身は結構これに近い発言をしている人は多いのではないか。

いつも思うが、この手のニュースはここに到るまでの経緯はすっ飛ばして、「燃やしてしまえ!」だけが放送される。B'zで言えば、「ウルトラソウッ!」だけリピートされている感じ。イントロのギターやAメロBメロがあったはずだが、「ウルトラソウッ!」だけでいい曲か悪い曲かの判断が求められる。

今回はネットでも賛否両論のようで、全文を掲載し、市長は悪くないのでは。とするサイトもある。

snjpn.net

どうでしょう。全文読むと印象変わったでしょうか。

個人的には、「今から建物壊してこい。損害賠償を個人で負え。」のほうが思いパンチに感じる。

 

まぁ、残った1軒はめんどくさいトコなんで7年間放置してたんでしょう。

それを非難する気持ちもわかるけど、言い方がね。。。

 

ただ、このサイト掲載文の最後の1節はうまく締めている。

「しんどい仕事やから尊い、相手がややこしいから美しいんですよ。後回しにしてどないすんねん、一番しんどい仕事からせえよ。市民の安全のためやないか。言いたいのはそれや。そのためにしんどい仕事するんや、役所は」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

集英社の決断で思う事

www.itmedia.co.jp

以前漫画村が大フィーバーしたときに、以下のような記事を書き、下書きに残していた。

 

こんにちわ。電車で人のスマホを覗き見するのが趣味というか特技なおれです。

最近スマホを覗くと、漫画村読んでる人凄く多いです。

わかるんですよ。これが流行ると漫画売れなくなっちゃって、出版社苦しむし、作家に分配されなくなるって事。たぶん、みんなわかってるんですよね。

でも、読んじゃう。だってタダだもん。別に、おれが私がお金払わなかったところで、大してダメージないでしょって感じですよね。

しかし、その意識は恐ろしく、多分相当な規模の損害になっています。

そこで、最近は漫画家が危機意識を持ってほしくて警告漫画を描いたりしてるわけです。

 

でもね。

音楽の世界ではナップスターウィニーが登場したころからこの手の問題はあったし、何なら発売前の音源がリークしたりという事も頻繁に起こってました。そこでアーティストは敢えて無料で音源を開放してライブやグッズで収入を確保する方向に走ったり、自身でプレミアパッケージを売りさばいて利益率の高い商品を販売したりと、試行錯誤して生き残っているわけです。

漫画家は、作品を出版社に売ってもらうという時代が終わりに近づいてきている事をもっと意識した方がいい。

漫画は音楽ライブのようなものは出来ないけど、プレミアムパッケージなんかはそっくりそのまま真似出来るし、ユーザーがセリフを投稿出来る参加型の漫画コンテンツを作ったり、キャラクタービジネスへの足がかりにさせたりと、無料を逆手に取って売るフリーミアム的な方法はいくらでもある。

ぜひ、この機会を漫画家の皆さんもチャンスと捉え、新たなビジネスを考えて、新たなエンターテイメントを生み出して欲しいと思います。

ちなみに、漫画村はPDFをWEBで表示しているだけなので、ユーザビリティの面で専用のビューアに比べてだいぶ劣ります。いずれ、淘汰されるものと思います。

 

今回の集英社のサイトは、広告収入を作者に分配するものだそう。

集英社が抱えている人気コンテンツがあるうちはこれで一定の読者は獲得できるだろうと思う。ただ、これで作者にどれだけ還元されるのかわからないが、名前のある作者なら、次回作以降は自分のWEBで公開したほうが収益も多いだろうし、制約も少ない。

出版社が生き残るためには、作者とのコミュニケーションをとり的確なアドバイスができる編集者がいること、個人で開設するには負担が大きすぎるサイト投資などを行えること、リアルのイベントなど大掛かりなプロモーションができることが求められると思う。

逆に、作者が自らチームを作って同様の業務を行う事も十分考えられる。なにせそのほうが小回りがきくし、作者の意思を的確に反映できる。

近いうちに、ビッグネームがこうした行動に出るだろうと思う。

出版社は、そういったフリーの漫画家にプロモーションを販売できる構造にしておく必要があるのではないかと思う。