雑記帳。

人に言うほどじゃない思い付きを出来るだけ記録するトコロ。つまりぼくの追加記憶容量の一つ。

足の小指の謎

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先程、ランチで座敷スタイルの居酒屋にお邪魔した。

親指が少し薄くなった靴下が少し恥ずかしかったのだが、そんな事より足の小指を下駄箱の角にぶつけたのである。もちろん、悶絶した。

 

足の小指はぶつけると痛いところの代名詞と言ってもいい存在である。

たまにタンスの角にぶつけて骨折したなんて話を聞くが、大抵は激痛なだけで骨折どころか打撲にもならない。しかし、めちゃめちゃ痛い。何故か。

元来、足の小指は人間が生きていく上で欠かせない存在だったのではないかと思う。昔人類は木の上で生活していたと聞いたことがある。子供がやたら木登りしたがる、高いところを目指したがるのはその名残ではないかと追う。

その頃は、恐らく足がもっと猿っぽくて、足で木を掴んで歩いていたはずだ。そうなると、足の指は欠かせない。もちろん、人差し指や中指などのほうが活躍の場は多いはずだが、酷使するため真っ先に失いやすい。そして、最終的なバックアップとして残るが小指だったのではないか。つまり、バックアップを失っては後がなくなるので、バックアップだけは死守しましょうよという意味でのあの痛みなのではないか。

この痛みの元凶は、足の小指の関節の少なさだと聞いた事があるが、よくよく触ると関節の数は変わらない気がする。気のせいかもしれないし、ぼくだけが特殊なのかも知れないが、たかが関節一つくらいでこんなに痛みが変わるなら、ぜひとも他の指と足並みを揃えて貰いたい。または、世の中の角という角にスポンジ状の衝撃緩和剤を取り付けるよう、法整備して貰いたい。列強各国にも足並みを揃える事を強く要求する次第である。

それくらい、この痛みは凄いものがある。心臓の弱い人なら、一発で命の危機に瀕する可能性は十分ありうる。前時代のバックアップを守りたいがための警告のせいで、現代人がこんなに苦しんでよいはずはない。1日も早く、この痛みから、そして、この痛みへの恐怖から開放される日が来ることを望んでやまない。