雑記帳。

人に言うほどじゃない思い付きを出来るだけ記録するトコロ。つまりぼくの追加記憶容量の一つ。

HEY!Mr.DJ

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ぼくの学生時代(今からかれこれ20年ほど前)はDJ全盛期で、ぼくの周りもDJ、DJ、DJ、一人飛ばしてMr.DJというように、ほぼみんなDJな時代だった。

世は10万人DJ時代と言われており、まさに戦国時代の様相だったと思う。

ジャンルによって西新宿のレコ屋街に行ったり、宇田川町に通ったり、レアものなら高円寺や阿佐ヶ谷あたりにもレコードを掘り(レコードを探す事をDiGる。掘る。と言っていた)に行ったし、吉祥寺のバナナレコードや、立川の珍屋あたりにも掘りに行っていた。レコファンあたりは値立てが甘く、たまにとんでもない掘り出し物が出たりしていて、誰かが掘り当てたと聞けばみんなでそのレコード屋を隅から隅まで見て回り、レア盤を安値で買っては自慢しあっていた。

ところが、世の中はすぐにデジタル化して行き、MTRという録音機械もテープからMDになり、すぐにメモリーになった。同じ頃、CDJでスクラッチが出来るようになり、それから間もなくして、MP3をアナログ盤のコントローラーで操れるようになった。

そして、みんなが血眼で探して回ったレコード盤は、どんどんディスクユニオンヤフオクで売られるようになり、値割れがひどくなった頃、売り抜けなかったレコードは、ほぼみんなの実家でお蔵入りとなったのである。

恐らく、当時掘り返されたレコードの大部分は、実家に眠っている。少なくともぼくやぼくの周りはみんな実家に保管している。

 

そんなレコードを使って何か出来ないか、幾度となく考えた。

レコードをオブジェ化させてしまう荒業もあるのだが、当時あんなに必死で探し回ったレコードをオブジェにするのは忍びないし、結局はバーやカフェなどの飲食や、マニア向けの古レコード屋しか思いつかない。ちょっと頭をひねったところで、定額制の貸しレコードくらいしか出てこない。

あんなに必死に探し回った当時の宝物。もう一度輝かせる方法は無いだろうか。

きっと、ターンテーブルやミキサーも一緒に実家でお蔵入り担ってると思うんだよなぁ。