雑記帳。

人に言うほどじゃない思い付きを出来るだけ記録するトコロ。つまりぼくの追加記憶容量の一つ。

副業について

www.fnn.jp昨年、一気に副業OKという会社が増えた。

政府の労働ガイドラインに副業を認めよう的な記載があったためだったと記憶している。ぼくが勤める会社も副業OKである。いつか何かやってやろうと虎視眈々と狙っている。そのくせ、空き時間をこんな誰が見るとも知れないブログを書く事に浪費している。まぁ、それはいい。

大手企業の多くが副業解禁に乗り出し、世間は副業フィーバーの体を為しているが、実際にはそんなに多くが副業をしているという印象は無い。ネットで「副業 割合」で調べると、3割という高い数字を提示するニュースがある一方4%という控えめな統計を出しているニュースもある。が、実際にはそんなのわかってないのが現状だと思う。副業してますか?と聞かれた事無いし、聞かれているのも見たことがない。確定申告はまだ期日まであるので、この統計でもわからない。つまり、今は根も葉もない情報しかないと考えるのが妥当だろう。

 

ところで、ぼくの肌感覚ではあるが、副業を認めていない企業は結構多い。

というか、副業認めました!と世間でアピールしている企業、またはほとんど何も決まってないベンチャー以外は静観しているところが多いように思う。

 

ぼくは副業大賛成である。

でも、もしぼくが経営者だったら、社員が副業することには反対すると思う。

その副業に使うエネルギーを全部本業に注げよ!副業なんかより稼がせてやるからよ!と言い出すはずだ。しかし、社員はそこまで会社に骨を埋める覚悟で働く気は無い人がほとんどだと思う。副業を始める人は「もっと色々やってみたい」とか、「小さな頃から夢だった事に手を出してみたい」と思うはずだ。

 

ぶっちゃけサラリーマンなんて3~7割くらいの力でしか働いてない人ばっかりなんだから、副業をガンガンやらせたらいいと思う。回り回ってコストが下がる可能性があるし、結局は本業への気付きやモチベーションアップにつながると思う。本業を離れて別の仕事をしてみることで、本業を俯瞰で見ることが出来、新たなアイデアが出てくる可能性もある。また、多くはなくても定期的にサラリーが貰えることへのありがたみも再認識出来るだろう。

 

副業を認めていない会社に所属しながら副業を出来るように、労働対価を楽天やアマギフなどで受け取れる方法はどうだろう。それでも、一定額以上は所得になるのか。

 

今後注意しなくては行けないのは、副業詐欺。副業稼げますよ!簡単ですよ!と言って、無駄に高額なPCなどを買わせるやつ。これまで内職の主婦がターゲットだったが、一気にターゲット層が広がる。また、マルチビジネスやネットワークービジネスの類もこの機を逃さず市場拡大を狙うだろう。

 

ホリエモンあたりは「副業なんて生ぬるい事言ってないでやりたい事を全力でやれ」と言うだろうが、世の中そんなに踏み込める人はほとんどいない。それに、何がやりたいのかわからないからとりあえず色々やってみたいという人も多い。

ぼくはライスワークをしつつライフワークもしてみる(探してみる)というバランス感覚は、コンクリートジャングルサバイバーには最適な能力の一つだと思っている。

日々潰れるかも知れない不安に怯えながら、全力で輝こうとするより、安心感に包まれたまま、そこそこの輝きでいたいという気持ちはすごくわかる。東京ラブストーリーでリカを選ばなかったカンチの気持ちは、このバランス感覚だったのではないか。いや、これは違うか。