雑記帳。

人に言うほどじゃない思い付きを出来るだけ記録するトコロ。つまりぼくの追加記憶容量の一つ。

感覚は麻痺するのか

久しぶりにこんな時間まで仕事をして、電車に乗る時にふと、昔はこの時間帯の電車ばっかり乗っていた事に気付いた。

仕事を誰かに投げつけるのが上手くなってきたのか、最近は外で誰かと適当に会ってたわいもない話をしたり、カフェなどで休憩ばかりしていて19時過ぎ頃には帰り支度を始める事が多い。

無駄話のなかでたまに仕事を貰う。あとは丸投げ。だいたい放置しとけばオートで終わるが、期日をだいぶ過ぎてクライアントが激怒するかしないかのタイミングで戻って来ないやつだけ突然猛プッシュ。それだけ。

当初は世間の役に立ってなさそうな、こんな自分の存在価値の希薄さに焦りを覚えて読書や情報収集に必死になったが、人と同じ事をしていては代替可能な存在にしかなれないという屁理屈で読書習慣はだいぶ薄れ、最近はアートの見方とか、歴史の紐解き方とか、およそ実生活には役立たなそうなものばかり読んでいる。そう言えば、最近焦りは感じていない。麻痺してしまったのか。

 

思えば色々な事が痺れている。

賢く見られたい、お洒落だと思われたい、もてたい、かっこいいと思われたい、細いのに凄い食べるねと言われたい、足が速くなりたい、みんなが思いもつかないような発想が簡単に出せるようになりたい、など。

昔はこういう欲望が渦巻いていて、ぼくを取り囲んでいた。スーパーサイヤ人の周りのひゅんひゅんみたいな感じだったと思う。

あれは強さへの欲望なのだろう。

 

圧迫で起きる体の痺れは、たいてい時間とともに回復する。

おらの欲望の痺れも回復するのだろうか。