雑記帳。

人に言うほどじゃない思い付きを出来るだけ記録するトコロ。つまりぼくの追加記憶容量の一つ。

観光地がアップデートすべきは人の魅力

世界遺産「姫路城」で日の出ツアー 1日限定20人、宿泊者増狙い(毎日新聞) - Yahoo!ニュース

 

一昨年くらいまでオリンピックに向けて宿泊施設の不足が訴えられていたが、ここ最近は民泊などを合わせると既に過剰供給ではないかと言われている。

都市部に住んでいるといたるところに宿泊施設があるのであまり感じないが、宿泊施設は立地が非常に重要である。

その重要は、工事関係や学会関係など様々な需要ではあるが、観光に特化して言うと、ざっくり大きく分ければ「色々あるところ」か「何もないところ」になる。

色々あるところ、都市部や京都、金沢、仙台などのメジャー観光地である。観光の拠点として宿泊するため、宿泊特化型やビジネスサイズのホテルが多い。

何もないところ、アイランドテラスニーラや、ベラビスタ境ガ浜あたりだろうか。

いわゆる隠れ家的高級リゾートであり、芸能人がお忍びで遊びに行く事で箔がつく。

 

さて、姫路城はどちらかというと「色々あるところ」に寄るだろう。宿泊施設は駅周辺のシティ~ビジネスホテルである。このクラスのホテルは飲食が弱い。早朝の観光の為に宿泊すると、夜は近隣の飲食店に流れるので、この充実具合も大事だろう。

また、いかに姫路城といえど、城だけでは宿泊させるためのコンテンツとしては心もとない、近隣の観光スポットを地域で後押しし、姫路ブランドを創る必要があるだろう。

何気に結構キワモノが多い姫路周辺

姫路観光は姫路城だけじゃない!専門家が選ぶ名所スポット10選 | LINEトラベルjp 旅行ガイド

ただ、一日限定20名では、宿泊への寄与はほぼゼロに等しい。

これを機に、宿泊客増加への意識を高め、宿泊させるための仕掛け作り、施設の充実を図っていくことが大事だろう。

 

各地に、宿泊と日帰りの集客数に乖離があるところはある。

ぼくの地元であった鎌倉もそうである。

最近は鎌倉にもゲストハウスなど宿泊施設も増えてきたし、遅くまで空いている飲食店やバーなども増えてきた。これに対して元々の住人からの反対などはあるが、魅力をアップデートし続けられない観光地はいずれ廃れる。

逆に魅力をアップデート出来れば、廃れた観光地でも復活出来る。これは熱海が証明してくれた。

観光地の魅力は、街がつくるものである。街は人がつくる。

結局、観光地の魅力は人の魅力なのである。